訪問者との話しに犬が割り込み吠える
家に誰かが訪問して話をしていると、しきりに吠える犬というのは、自分もかまってくれという心理状態なのだそうです。
ですので、犬が家族の中で一番下に位置すると思っておらず、常にかまってもらっている環境に育ってきた犬にこの傾向が多いそうです。
犬のしつけという観点から見ても、人間の子育てと同じように過保護するのはいけません。かといって、放任主義も犬にストレスがたまったりする原因になりますから、よい影響はありません。何事も適度という状態がベストですし、犬の正しいしつけにもつながることになります。
訪問者と飼い主の間に犬が吠えて割り込んできたら、「いけない」といって、しかることももちろん大切です。しかし、来客の手前そうそう何度もしかるわけにもいきませんし、しかることを何度も繰り返していては犬のしつけにもなりません。
しかる以外のしつけの方法として、犬を別室に連れて行くことがあります。つまり、犬から人間が見えなくなってしまうようにするわけですが、それでも吠えてしまう犬もいます。
こういった場合のしつけの方法としては、なるべく無視するのが基本です。しかし、ご近所の迷惑も考えなければなりません。特に夜間となればなおさらのことです。
別室にいても吠えたらしかりに行くようにしますが、何度も何度も繰り返すのではなく、1回で短くしかるようにします。これを何度も繰り返していると、吠えたら飼い主がきてくれる(かまってくれる)と犬は誤って学習する原因になります。