知らない犬と出会うとくるくる回る
犬の散歩で他の犬と出会うと、お互いのおしりのにおいを嗅ぎあうことがあります。この犬の行動は人間なら「はじめまして」の挨拶に該当する行動です。
これは、犬の本能からくる行動で、相手の犬をどういう犬なのか、性別や相手が強いのか弱いのか、年齢などを理解しようとして起る行動だといわれています。冗談のようですが、おしりのにおいを嗅いでおしり合いになるというわけです。
人間ならまず顔を見て相手を判断するという場合が多いですが、犬の場合は肛門線から出る液体で相手の素性がわかってしまいます。人間にはとても理解できないですけど、人間の数千、数万倍といわれる犬の嗅覚あってのことなのでしょう。
ただ、なぜ回る必要があるのか不思議ですね。くるくると回ってしまうのは、犬は相手がどういう犬なのか知りたいのですが、自分のことは相手に知られたくないから逃げる行動をとってしまうためです。
この行動は相手を知りたいという本能から起る行動なのですから、無理やりしつけるという必要はないと思います。こうやってイラストの犬のように仲良しになる犬もいます。
しかし、相手と喧嘩になるようであれば、リードを引いてきつくしかるようにし、しつけをしっかり行わなくてはなりません。また、においを嗅がせるのを嫌う犬もいますから、自分の愛犬が他の犬に無理強いしないようにする必要があることも知識として持っておきましょう。