犬のしつけはいつから行う?
犬のしつけはいつから始めるのが適切なのかを考えてみたいと思います。
犬をしつけるとはいっても、まず人間と犬は本能や行動、それに年の取り方が違うということを理解しておかなければなりません。
犬は、人間よりはるかに歳を取るのが早い動物です。生後半年までは、1月を1歳とします。半年経てば、人間に換算して6歳ということになり、顔つきは成犬とまではいかなくとも体は立派な大人です。
犬のしつけはトイレのしつけなど犬を迎えてすぐから始めなければいけませんが、例えば生後4ヵ月経った犬をしつけようとしても、人間の4歳児に教えても理解できることかどうかを考えるようにしましょう。
例えば生後2ヵ月の犬がいたとします。人間でいえば2歳児です。この犬が人間とじゃれて遊んでいて興奮のあまり飼い主の手を少し強く噛んでしまいました。犬の飼い主は、恐らくこの犬は噛み癖があって人間にやってはならないことをしていると考えるでしょう。そして強くしかり犬をしつけます。
しかし、生まれて2ヵ月の犬には力の加減は理解できていませんし、しつけられても力の加減は理解できる年齢ではありません。いい換えれば人間の2歳児にきつくいい聞かせても、どれだけのことが理解できるでしょうか?
犬のしつけは、犬のメンタル的な負担も考慮したうえで、しつけの内容を犬の年齢によって変えていく必要があります。