犬のしつけは決して簡単ではありません。筆者はジャック・ラッセル・テリアというイギリス原産の犬を飼っていますが、まだまだしつけについては苦労の連続です。でも飼い主も犬も楽しくしつけをやることが大切だと思っています。
たくさんあるしつけ本やインターネットなどで、よく犬種それぞれでの性格がひとくくりになって書いてあります。犬種での傾向的な性格は、もちろんあると思いますが、犬種でひとくくりにしてしまってよいものとはとても思えません。
犬も人間と同じように、やはり犬それぞれの個性もあれば性格も違います。筆者は同じジャック・ラッセル・テリアを多頭飼いするようになり、あまりの性格の違いに驚きました。ですので、このサイトに書いているしつけについての内容も、あなたの愛犬に絶対あてはまるというものではなく、あくまで傾向として捉えてほしいと思います。それぞれの性格によって、全く同じしつけでも効果がない場合もあります。人間と同じように犬も個性豊かです。
なぜ犬にしつけをしなくてはならないのか。当たり前のようですが、やはりそこをきちんと再確認した方がよいのではないかと筆者は思います。犬にしつけを行うのは、ひとことでいえば、人間社会で犬が楽しく暮らすためだと思うんです。
散歩のしつけにしても、すれ違う人に吠えかかったり他所の犬の散歩とすれ違ってウーウー唸ったり吠えたり、やっぱりそれって犬がもし嫌いであれば、ものすごく怖くて不愉快な思いをすると思います。
無駄吠えだって近所に迷惑になってしまいます。大抵のご近所さんは文句をいいたくても、近所に住んでいる限りいえないんです。番犬になっていいんじゃという意見もあるかもしれませんけど、家族以外の誰にだってほえかかるというのは、犬にとっても安心に暮らしていける状態ではないです。
うちの子はバカ犬だから仕方ない。と諦めてしまいそうになることも多々ありますよね。確かに犬のしつけには根気が必要です。もし苦労せずに犬のしつけが終わったとしたら、相当よい性格の犬を飼えてラッキーな方だと思います。
犬のしつけに限らずなんですが、諦めてしまったらそこから進歩しません。当たり前ですけど。。。筆者も何度もめげながら犬のしつけを行いました。散歩に行くと家をでる瞬間にはロケット発射でした。それでも筆者の気持ちが伝わったのか、少しずつしつけに従うようになりました。
諦めずにがんばるという気持で犬のしつけを行いましょう。それから、ついつい叱るしつけをしがちですけど、ほめるしつけの方が犬に対しては効果的です。つい怒りたくなるかもしれませんけど、犬は人間に合わせたしつけを無理に押し付けられているという考え方もできますから、優しい気持ちを忘れずにしつけましょう。
トイレのしつけひとつにしたって、あちこちでされては困るのはあくまで人間にとってです。人間の都合に合わないことは問題行動になってしまいます。でも、犬は人間のように深く考えて行動しているわけではありません。犬は何も考えずに当たり前の行動として行っているはずです。考えようによっては人間のエゴを犬に押し付けているといえなくもありません。
筆者は犬のしつけの専門家ではありませんが、このサイトに書いていることが、あなたとあなたの愛犬にとって少しでも役に立つ情報であれば幸いです。とにかく何度もしつこい位に繰り返して犬に教えることも、とても大切なポイントになると思います。